“天使のはね”って?

背負いやすいランドセルをつくるために生まれた「天使のはね」についてご紹介します。

「ランドセルの重心を上げれば、軽く感じるのではないか」。そんな発想から、セイバンの「天使のはね」は誕生しました。
「天使のはね」をきっかけにした、背負いやすくて軽く感じるランドセルへの想いは、
これまでも、これからもセイバンのもの作りを支えていきます。

「ランドセルの重心を上げれば断然軽く感じられるようになり、お子さまへの負担が減る。だから肩ベルトを立たせてみたらどうか」。
その発想が、「天使のはね」誕生のきっかけでした。
「“肩ベルトを立たせる”のは板を入れればいいので簡単なんですが、製品としての品質や安全性を担保するのが大変でした」と当時を振り返るのは、「天使のはね」の開発に携わったランドセルづくりに携わって40年のランドセルマイスター橋本雅敏。

「固い樹脂では折れてしまうし、柔らかいものは荷重を支えられない。厚みや長さ、固さを変えながら、何十回と試作を繰り返しました。
やっとの思いで最適な“天使のはね”を開発したんですが、サイズが合わずにミシンがかけられなかったり、仕上げまでたどり着いたと思ったら今度はベルトが起き上がりすぎて化粧箱に入らない…そんなことを続けていたら、いつの間にか3年が経っていました」 職人たちが何度も試行錯誤を繰り返して完成した「天使のはね」は、2003年ついにデビューすることになったのです。

ぴったりフィットさせるために働く「天使のはね」

「天使のはね」は、はねの形をした樹脂素材のことで、肩ベルトの付け根部分に内蔵されています。「天使のはね」があることで、肩ベルトがぐっと立ち上がり、肩のラインにフィットする仕組みになっているのです。

ランドセルの重心を上げながらからだにぴったりフィットさせることで、重さを肩・背中・胸などに分散して軽く背負えるうえ、お子さまのからだへの負担を減らして姿勢を正しく保ちます。

「天使のはね」と連動して背負いやすくする

ランドセルの体感重量を軽くして、背負いやすくするための機能は「天使のはね」だけではありません。肩ベルトの根元にある、「左右連動背カン」もその1つです。

ランドセルを背負って走ったりすると、左右にブレてからだに負担がかかるものですが、左右に連動して動く背カンであれば、つねにランドセルの中心がからだの中心に沿ってくれるので、ブレずに安定します。

背負いごこちを高める「3D肩ベルト」

ランドセルを背負ったときにからだへの負担を少なくするためには、“からだとの接地面積”を増やすことが重要になります。その役割を「天使のはね」とともに担っているのが「3D肩ベルト」です。

セイバンの「3D肩ベルト」は、まっすぐではなく、カーブしているのをご存知でしょうか。肩ベルトの内径を長く、外径を短くしたわん曲形状にすることで、肩ベルト全体がからだのラインにぴったりフィット。ベルト部分の接触面積を広くすることで、からだに感じる軽さと背負いごこちを高めています。

2003年に「天使のはね」が誕生してから、
ランドセルの体感重量を軽く背負いやすくするために、さまざまな機能を開発してきました。
しかし、セイバンはその開発にゴールはないと考えています。

お子さまが背負いやすく、 軽く感じるランドセル作りのモノがたりは、 これからもずっと続いていきます。