「小学生の荷物が重すぎる問題」。 解決への道は“負担がかかりにくい”ランドセル選びと“背負い方”
「脱ゆとり教育」以降、教科書や教材が厚くなったり、増えたこともあり、「小学生の荷物が重すぎる問題」が多くのメディアでも取り上げられるようになりました。
そこで今回は、小学生が実際に背負っている荷物の重量や、からだへの負担に関するアンケート調査を実施。そこから見える問題点と、ランドセル選びで大切なことを考えてみました。
集計方法:インターネット調査
集計期間:2018年3月28日〜3月29日
集計対象:小学生のお子さまをもつ全国各地に居住する20〜59歳のママ

小学生はどれくらいの荷物を背負っているの?

小学生はどれくらいの荷物を背負っているの?
「1週間のうち、ランドセルに入れる荷物が一番多い日の重量を教えてください」というアンケートを行いました。
1週間で最も多い日の荷物の重量は全体の平均で4.7kg。
学年別で見ると1年生では平均3.6kg、6年生では平均5.5kgの荷物を背負っているという結果になり、学齢が上がるほど重量が増える傾向が見られました。

また、荷物の重さだけでなく平均の通学時間・通学方法も調査しました。
通学方法で最も多かったのが「徒歩」で、通学時間を平均すると15.6分という結果になり、通学に20分以上かかるというお子さまも20%以上いました。
最も重たい日では平均4.7kgという重い荷物を、往復30〜40分かけて通学していると考えると、かなりの負担になっています。

実際にメディアで取り上げられている通り、小学生たちはランドセルに重い荷物を入れて通学していることがわかります。

ランドセルを背負う子どもたちへのからだの負担は?

「重い荷物を背負って通学する小学生の腰痛が問題化」などのニュースもあり、子どもたちのからだへの負担を心配する声も多いようです。
そこで、「ランドセルを背負ってからだに痛みを感じていますか?」という調査を行いました。
ランドセルを背負う子どもたちへのからだの負担は?
最も多かった回答が、「特になし」の68.9%という結果に。しかし、何らかの痛みを感じているお子さまが3割近くありました。
なかでも腰が3.4%、肩では1%未満(その他に含む)と、「腰痛」や「肩こり」に関連する回答もありました。

子どもたちのからだへの負担を減らす方法

子どもたちのからだへの負担を減らす方法
週始めや週末、学期末などは特に重い荷物を背負って通学している小学生たち。では、お子さまへのからだへの負担を少しでも減らすためには、実際どうすればよいのでしょうか。
セイバンでは、「からだにフィットするランドセル選び」、「からだの負担を軽減する背負い方」が大切だと考えています。しかし、購入の際の重視ポイントをアンケートで聞いてみると、残念ながら優先順位の7番目という結果に。購入されるときに意識いただけるように「からだにフィットするランドセル選び」の大切さを、これからもしっかりとお伝えしていきます。

お子さまのからだに負担がかかりにくいランドセルの選び方

お子さまのからだに負担がかかりにくいランドセルの選び方
お子さまのからだにしっかりフィットするランドセルを選ぶことで、からだへの負担を軽減することができますので、5つのポイントをチェックしましょう。
①背中とランドセルの間に隙間がないかチェックしましょう
背中とランドセルに隙間があると、ランドセルの重さで後ろに引っ張られるので肩や腰への負担が大きくなります。ランドセルと背中が密着していると、肩・腰・背中全体で重さを分散させながら背負うことができるので、からだに負担がかかりにくくなります。

②肩ベルトと背中のフィット性、クッション性をチェックしましょう
最も荷重がかかる肩ベルトや背中の部分は、できるだけ接触面積が広く荷重を分散する構造のものや、クッション性に優れているものを選びましょう。

③歩いたり跳ねたりした時のランドセルの安定感をチェックしましょう
安定感のないランドセルを背負うと、姿勢が崩れたり、自然と安定感を求めて肩ベルトを持ちたがります。お子さまが動いた時に肩ベルトに手を添わせなくても、横揺れが少なく、グラつかないものを選びましょう。

④からだに金具があたらないかをチェックしましょう。
下ベルトが脇腹、横腹にあたるなど、金具がからだにあたって痛みを感じると、背負う際に姿勢がくずれてしまいます。

⑤上記の項目をチェックする時には、実際に使用する教材の重さを想定した重りを入れることが重要です。

からだの負担を軽減する背負い方のポイント

からだの負担を軽減する背負い方のポイント
子どもたちの身長は、小学校6年間で平均約30cm伸びると言われています。ランドセルはお子さまの成長に合わせて肩ベルトの調整が必要になりますが、今回の調査では「肩ベルトの調整をしていない」という方が32.8%いらっしゃいました(セイバン調べ)。
ぜひ、お子さまのからだの負担を軽減するためにも、成長に合わせて肩ベルトなどの調整をしてあげましょう。

①お子さまの服や成長に合わせて、ベルトの長さを調整しましょう。
お子さまの体型によっても異なりますが、目安として、小学校1年生の薄着の季節は上から2番目、厚着の季節は上から4番目、小学校6年生は上から6番目となります。背負った時にランドセルが地面に対して垂直になっているか、 背中にピッタリしているかをチェックしながら、調整してください。

②重い荷物は背中側、軽い荷物は表側を意識して
重い荷物はできるだけからだにくっつけると歩行時にふらつくことがなく、また余計な体力を使わないのでからだの負担が軽減されます。

③荷物は隙間なく、つめるとGOOD
ランドセルの中で教材を遊ばせないようにすると、背負う時に無駄な力が必要にならず、より少ない力で背負うことができます。教材が少なくスペースが空いてしまう場合は、教材がグラつかないようにタオルなど軽いものを入れると良いでしょう。

これからもお子さまの負担を減らすために

「小学生の荷物が重すぎる問題」と、お子さまのからだへの負担を軽減させるランドセル選びについてご紹介しましたがいかがでしたか?

小学校の6年間を共に過ごすランドセル。毎日を見守るランドセルがお子さまにとってつらい思い出になってほしくはありません。おうちの方は購入前も購入後もかわらず関心をもっていただき、一生に一度の小学校生活が楽しい時間になるようサポートしてくださいね。