ランドセルができるまで

多くの職人たちの手仕事に支えられている
「ランドセルができるまで」をのぞいてみましょう。

生地を裁断して型を抜く

職人さんの早く正確な作業!

ランドセル作りは、大きな生地シートを切り分けるところからスタートします。オートメーションの裁断機が何メートルもある生地をカットしていく様子は、とてもダイナミック。あえて機械化することで、作業をスピードアップしています。
切り分けられた生地は、ランドセルパーツの形状に合わせて型抜きしていきます。クッキー型の大きい版のような抜型を使うわけですが、肩ベルトや手持ちハンドルなどアイテムごとに様々な型を使い分ける必要があります。簡単なように見えて、手慣れた職人の技術が必要な型抜き。職人たちは早く、正確に抜いていきます。

「仕立て」と呼ばれる縫製と大切な部品の取り付け

型くずれ防止のために型をつける「前段たたき」をした前ポケットと、大マチ部分を縫い合わせていきます。ランドセルのカーブに合わせて、リズミカルにミシンをカタカタカタ。この工程は、ランドセルづくりの中でも最も難しいと言われる部分です。あらかじめ付けられた小さな穴に正確にミシン針を落とすという高度な技は、経験を積んだ職人ならではです。

熟練の高度な技術!

少しずつランドセルの形になってきたところで、大切な部品を取り付ける工程に入ります。「前締め」と呼ばれるベルトを取り付けた後に、荷物を引っかける「ナスカン」を取り付け、しっかりと鋲で留めます。

ランドセルをかたちづくる縫製

巧みなミシンさばき!

教科書を入れる開口部にへり巻きをつけながらミシンをかけます。ランドセルのような立体のフォルムを縫うのは、平面の布を縫うのとは違い、巧みな手の動きとミシンさばきの技術がなければできません。習得するのに2、3年以上かかる場合もあるほどです。 本体とは別工程で、「背あて」と「背カン」が入る部分を縫い合わせます。背カンは、セイバンのランドセルの心臓部とも言えるパーツ。小さな部分だからこそ、慎重に縫製していきます。背あて部分が完成したら、「カブセ」と縫い合わせます。

補強をすることで“子ども想い品質”に

巧みな ミシンさばき!

見た目はランドセルのかたちになりましたが、これで終了ではありません。
へり巻きなどの補強材を、いたみやすい部分に取り付けていきます。
ランドセルの端にゴムのりをぬって、へり巻き(補強)を巻きます。さらに、6年間丈夫な状態を保てるよう「カブセ」と本体をつなぐ部分にも補強を。いたみやすい部分をしっかりと強化するひと手間が、長持ちを実現しているのです。

仕上げのミシンと検品でランドセルが完成!

巧みなミシンさばき!

補強材をしっかりと本体に縫い付ける仕上げのミシンです。見た目とは裏腹に、生地が重なったミシンがけはかなり体力のいる作業なので、主に男性職人が担当します。一日中縫い続けていると、終わるころにはぐったりすることも。でも職人たちにとって、これは心地よい疲れなのです。
いよいよ、最終の検品作業です。ブラシをかけ、布でチリなどを拭き取り、化粧箱に収納していきます。

6年間、大切に使ってほしいという願いを込めたセイバンのランドセル。子どもたちのもとへ、いってらっしゃい!