セイバンでは、毎年たくさんの種類のランドセルをご注文数に合わせてつくるなかで、
どうしても使いきれない生地素材の余りができています。
余った生地は倉庫で保管され、6年間の品質を保証するための独自の使用期限を設けているため、
製造時点では生地素材の品質上に問題がなくても廃棄対象となっていたのです。
しかし、SDGsの取り組みとして資源を最大限に有効活用できないか。
使用期限がきていない生地を最後まで使い切ることはできないか。
それが私たちにとって課題の1つになっていました。
私たちが抱える課題を解決に導いたのは、2020年にスタートしたセイバンの新工場です。
これまで3箇所に分散していた工場を1つに集約することで、受注生産に合わせた素材の一元管理、在庫管理ができるようになりました。時間が経てば廃棄となる予定だった生地素材を無駄なくまとめられるようになり、新しい製品として生まれ変わらせることができたのです。
今回誕生した環境に優しいランドセルは、「エシカルランドセル」と名づけました。
廃棄されるはずの素材を利用して、新しい価値を生み出したアップサイクル商品です。
※ランドセルの写真はイメージです ※撮影時のみマスクを外しています
本来であれば捨てられてしまう素材に、デザインやアイデアといった付加価値を持たせることで、別の新しい製品に生まれ変わらせることを言います。自然界から新たに資源を取らないだけでなく、廃棄物の削減にもつながります。
「アップサイクル」は、これまでの「リサイクル」や「再利用」とも異なります。
リサイクルでは、原料に戻す際にエネルギーが使われますが、アップサイクルでは素材をそのまま活かそうとするためエネルギー負荷を抑えることができます。
エシカル消費とは、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことを指します。
このうち、環境については特にSDGs(持続可能な開発目標)の12番目
「つくる責任 つかう責任」と深い関連があります。
SDGsの12番目で特にエシカル消費に関連するのが、生産と消費のパターンを変えることによって、
廃棄物や汚染物質の排出を最小限に抑える消費行動です。
エシカル消費には、アップサイクルやリサイクル、再利用が含まれます。
省エネ、低炭素社会を実現するといった地球環境保全への取り組みは企業の社会的責任です。
セイバンはものづくりの企業として、資源を最大限に有効活用しながら
自分たちにできるSDGsの活動をこれからも推進していきます。
2015年9月の国連総会で決められた国際的な17の目標のなかにも、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などと併せて、「持続可能な生産・消費形態の確保」が掲げられています。
高さ約31.0cm×幅約23.5cm×マチ幅約12.0cm
高さ約33.5cm×幅約26.5cm×マチ幅約20.5cm
製品の仕様およびデザインは改善等のため、予告なく変更する場合がございます。
高さ約31.0cm×幅約23.5cm×マチ幅約12.0cm
高さ約33.5cm×幅約26.5cm×マチ幅約19.0cm
製品の仕様およびデザインは改善等のため、予告なく変更する場合がございます。