「もともと百貨店などの小売業界を目指して就職活動をしていましたが、今の会社に出会ったときに直感が働いたんです。”ああ、私ここで働くかもしれない”って。」

そういきいきと話してくれたのは、セイバンの販売会社であるスリーアイコーポレーションに入社して2年目の田中さん。
現在は、全国の百貨店を担当し、販売店のバイヤーさんとのやり取りをしたり、販売応援のために全国各地の百貨店を訪れたりと、忙しく飛び回っています。

「私が仕事をする上で大切にしていることは、商品に付加価値を付けて販売するということです。ランドセルは、一生に一回しか使わない高級品。一般の高級ブランド品よりも、選ぶ側の想いが強い商品です。だからこそ、壊れにくい、機能性がある、デザインがよいなどのセイバンのランドセルが持つ魅力を、最大限にお客さまにお伝えして、安心して購入していただきたいと考えているんです。」

お客さまの声NO.1の販売員さんから学ぶこと

各地の百貨店には、地域や百貨店の色にあった、「ベテラン」の販売員さんが必ず一人はいるのだそう。明るくてよく喋る方、話しかけられるまで待つ方、どんどん積極的に話しかける方、静かだけど的確なアドバイスを数少なに話す方、など個性はさまざまです。

「その販売員さんが店に立つと、あれよあれよという間に売れていくんです。アプローチの仕方が異なっても、どの方にも共通しているのは、お客さまの気持ちにどれだけ寄り添っているかということです。お客さまが何度下見に足を運ばれているか、何に困られているかなど、お客さまのことをしっかり把握しています。より細かな接客が出来るよう、販売員の中で情報を共有している場合もあります。想いのある大切なお買い物だからこそ、お客さまは迷うことも多いので、お困りごとを解消して差し上げることで選びやすくなるんでしょうね。お客さまとの一期一会を大切にしている百貨店の販売員さんの対応を見ていて、とても勉強になります。」

伝えたいことが色んな方向にたくさん向いています

田中さんは、百貨店向けの工場見学を企画したこともあります。その際に、工場を初めて見られたベテラン販売員さんから、”初めてランドセル作りの現場を見て、鳥肌が立つほど感動し、販売に対する意気込みが変わった”と言葉をもらい、大変手応えを感じたそうです。

「私自身も工場を見学したときに、これだけ時間をかけて一つひとつ作っているんだなと感動して、商品に絶対の自信を持つことができました。その想いを、実際に店頭でお客さまに手渡す立場の販売員さんにもぜひ感じていただきたいと思ったのです。現場の状況を知ってもらうことで、無理な納品依頼も減り、一つのランドセルを丁寧に扱ってくださるのではないのかなとも思います。今の私は、販売員の方の声、お客さまの声、工場の方の声を全て聞ける立場にあるので、とても幸せに感じています。これから、ぜひやっていきたいことが、それぞれの現場の声を伝えていくことです。販売の現場で聞いた声を工場に伝える、工場の現場で聞いた声を販売の現場で伝える、それぞれの想いや情報を伝える橋渡しになって、よりよい状況を作って行ければと思っています。これは、私のこれからの課題ですね。」