あいさつでいい生活のリズムづくりを

新しいランドセルを背負って、ワクワクした顔をしているお子さまの姿。新しく始まる小学校生活に向けての準備ははとても楽しみですね。
しかし、楽しみとともに慣れないことも多くて、不安があるのも現実。小学校では、お子さまはそれまで以上にたくさんの人と知り合うことになります。「うちの子ども、内気だから心配・・・」と自分の子どもが集団生活に馴染めるかどうか、不安になっていらっしゃるお母さまも多いのではないでしょうか?

活発なお子さまもいれば、内気なお子さまもいますが、挨拶はコミュニケーションの基本。会話のきっかけを作るためにも、気持ちのよいあいさつをお子さまには身に付けさせたいもの。場面ごとにきちんとしたあいさつができると集団生活の中で円滑な人間関係を築くことができます。

一日を通して、あいさつは至る場面で必要になります。朝、学校に着いたら、先生や上級生のお兄さん、お姉さん、お友達に「おはようございます」「おはよう」、ご飯を食べるときには、「いだたきます」、食べ終わったら、「ごちそうさまでした」。何かをしてもらったら、「ありがとう」、悪いことをしたら、「ごめんなさい」。元気のよい挨拶は、気持ちの切り替えができ、いい生活のリズムを作ることにもつながります。例えば、授業の始まりや終わりのあいさつでは、気持ちの切り替えをすることで、勉強への集中力も高めることができます。

そんな生活する上で大事なあいさつですが、小さいお子さまを持つ親にとって、他にもとても役立つことがあります。

近所の人へのあいさつがお子さまの安全を守る

通学路などで、お子さまの安全が守られるためには、「お父さま・お母さま」「学校」「お子さま自身」「地域」が一体となることが大事です。お父さま・お母さまや先生がお子さまと一緒にいられないときに、お子さまの安全を見守るのは、近所の人やまわりのお店など、地域そのものになります。

近所の人とのつながりを作るために、とても役立つのが、あいさつ。あいさつをすることで、近所の人と顔見知りになり、お子さまの顔を覚えてもらうことができます。

では、より安全を守るために、効果的なあいさつの方法とは?ただ、声だけかけるのではなく、相手の顔を見て、しっかりと「おはようございます」とあいさつをすることがポイント。お子さまが自分から声をかけ、何度かあいさつを交わしていれば、近所の人との会話も生まれます。あいさつをしたことのない不審な人間がいたら、すぐに怪しいと気が付くはず。また、不審な人間は人目に着くことを何よりも恐れます。ぜひ、お子さまには、顔を合わせた人にしっかりとあいさつをする習慣を身に付けさせましょう。

効果的なあいさつの練習方法とお子さまの褒め方

元気のいいあいさつは、どうすればできるようになるのでしょうか?
まずは、家庭内や外でお父さま、お母さまがお手本として、あいさつをするとお子さまにも身に付きやすくなります。その上で「お友達や先生と会ったら、元気よくあいさつをしようね」と言い聞かせてあげましょう。また、ロールプレイングで練習してみるのも効果的。「おとなりの◯◯ちゃんだと思って、練習してみようか」などと具体的なお友達をイメージしたり、お母さまが先生役になって、声に出して練習しておけば、お子さまの不安もやわらぎますよ。

お子さまに声をかけるときに、よくないのは、「そんな小さい声ではダメでしょ」「どうしてできないの」などといった否定的な言葉を使うこと。お子さまを成長させるためには、褒めることが大事です。

とはいえ、ずっとお子さまと向き合っていると褒めることがなかなか難しいといった声も多くあります。お子さまの褒め方のコツは、「お子さまが少しでも望ましい行動をしたら、それをそのまま言葉で言うこと」。例えば、近所の人にあいさつをしていたら「ちゃんとあいさつができたね」とそのまま伝えてあげましょう。お子さまは褒められたことを繰り返す習性があります。叱るより、ほめること。ささいなことでもできたことを褒めて、お子さまの気持ちに寄り添ってあげてみてくださいね。